こんにちは、富ヶ谷レタープレスです。
今月の12月6日(土)と、12月7日(日)に那須塩原市の図書館みるるで行われた、「5X Letterpress + Libri Finti Clandestini展 (ファイブエックス・レタープレス + リブリ・フィンティ・クランデスティーニ)」(以下、5XLFC展と表記)の特別ワークショップの後日レポートをお伝えいたします。
この2日間、そして、黒磯店での作品展示へたくさんの方々に足をお運びいただきありがとうございました!来年度の開催につきましては、時期が近づき次第お知らせいたします。
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晴天で気持ちのいい土曜の朝を迎えて、12月6日の印刷ワークショップは朝10時からはじまりました。講師は5X Letterpressさんです。富ヶ谷スタジオから持ってきた「活字」やホームセンターで買ってきた素材を使って、活版印刷機でポスターづくりに挑戦していきます。

- 活字以外の素材も加えて印刷にチャレンジ -

- 小さいものから大きな活字まで、その中からどれを選ぶでしょう? -
2人1組のグループに分かれて、初めて見る道具や風景に少しずつ慣れていきながら、どんどんと手を動かしていく参加者の皆さん。活字を置いて、刷って、少し動かしてまた刷ってと繰り返し、ポスターの画面を作っていきます。時にはインクを混ぜて調色したり、刷った紙にもう一度刷ってみたり。やり方によって目の前で変わっていく印刷作業に合わせて、皆さんの熱も、場の雰囲気も温まっていくようです。

- フレキシブルに制作できるよう、活字の固定に磁石を使用 -
また、ポスター印刷体験の横で誰でも飛び入り参加ができるミニワークショップも開催。図書館利用の方々にも立ち寄っていただけたためか、気づけばとっても活気のある空間になっていました!

- 小さな道具でも印刷できちゃいます。これが意外と楽しいんです -
何枚も試行錯誤しつつ、無事完成!最後に全グループのポスターを交換しあい、これにて印刷ワークショップの終了です。合わせて、その後に行われた「アーティストレクチャー」は、作家2名の制作活動や作品の話を聞ける時間。お二人が作った作品を直に見ることもでき、こちらも貴重な機会となりました。

- 2025年 5XLFC展 / 印刷WS参加者の皆さんと一枚 -

- 本やポスターの制作についてじっくりとお話いただきました -
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お次は12月7日に行われた製本ワークショップの様子。参加者の皆さんそれぞれが、ハードカバー本を1冊作り上げていくこちらのプログラムはお昼頃から始まりました。講師はLibri Finti Clandestiniさんです。

- どんな本になっていくでしょうか -
本の素材となるのは、雑誌やスタジオの印刷作業中にでた廃棄紙、ヤレ紙などなど。まずはそこから本の身の部分を選んで、切って集めていきます。サイズもカットする形も自分次第な制作工程、身近にある文房具を使い、中には糊でコラージュをしている方も。独特な仕上がりになっていくのも、このワークショップならではですね!

- 手でちぎったり、ギザギザにしたり自分だけの本に仕上げていきます -
ちなみに、ワークショップを通して本づくりの一通りを知ることができるので、ご自身で行う際は布や商品のパッケージ、ビニル袋など多様な素材を集めてつくることも。使い方を自分だけに合わせられるのも、方法を知っているメリットかもしれません。
当日も会場の横ではミニワークショップが開催。印刷に加えて「切って貼って作るオーナメント」コーナーが登場しました。土曜日に引き続き、またも多くの方々にご参加いただくことができました。オーナメントの中に限らず、周りも一緒にデコレーションしている方もおり、皆さんそれぞれが楽しんでいるご様子。

- コラージュでオーナメントづくり中 -

- 集まった紙を糸と針でまとめていきます -
中身が集まってきたら紐で綴じる作業、そして、仕上げになるカバーを作る段階へ着々と進んでいきます。印刷と同様に、こちらも常に手を動かして作っていくため、皆さんすごい集中力です!徐々に外も暗くなっていき、終わりが近づいてきました。
そうして皆さん無事完成!大変お疲れさまでした!はじめての体験で時間をかけて作り上げた1冊、皆さんの思い出の1つになれたらありがたく思います。

- できあがった自分だけの本たち -

- 写真撮影の時は、マスクが必須のようです! -
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新しくできた黒磯店を通して、ワークショップにご参加いただいた方々、そして地域の皆様とお会いすることができ、とても良い機会と経験になりました。ありがとうございます!今後も引き続き、私たち富ヶ谷レタープレスは活版印刷と共に、活版の魅力やアーティスト、スタジオ等のコミュニティを知っていただけるような活動をしていきますので、応援のほどよろしくお願いいたします!
展示イベントやワークショップ、活版製品などの情報は公式インスタグラム、メールマガジン等でご覧いただけます。ぜひご興味や機会があれば覗いてみてください~!以上、5XLFC展のご報告でした!

- 2025年 5XLFC展 / 黒磯店のウィンドウ -
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【About 5X Letterpress】
5X Letterpressはグラフィックデザイナーと前衛的な印刷職人のデュオユニット。活字だけでなく、さまざまな素材を使って、古い活版印刷機による制作を行なっています。2018年の結成以来、古い印刷所や蚤の市などで見つけた様々な素材を使って、既存のグラフィックデザインの概念を超えた作品を数多く制作発表しています。
>>WEBサイト / 5X Letterpress
>>Instagram

【About Libri Finti Clandestini】
Libri Finti Clandestini (リブリ・フィンティ・クランデスティーニ)は、製紙工場から出る廃棄紙、廃業した印刷工場から救い出した活字などを使って印刷し、実験的なブック形式の作品を多く制作しています。
また、19世紀後半から20世紀初頭に印刷された印刷物の一部を手作業で製本し、ページ番号を振り直し、生まれ変わったその本を手に取った読者が新たなストーリーを見つける実験的作品も制作しています。
ページをめくるたびに過去の文字や不思議なキャラクターが新たな命をもって動き出す。その制作スタイルから、作品の多くは1点もしくは非常に限られた部数しか制作されません作品制作においては、事前にその素材に対する深いリサーチが必須であり、 彼の領域は編集だけでなく、写真、タイポグラフィー、都市学にまで広がっているそうです。
>>WEBサイト / Libri Finti Clandestini
>>Instagram

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共同企画
一般社団法人カンバスアートまちづくり協会 / 富ヶ谷レタープレス
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